日本が誇る伝統と挑戦の革新企業

取材趣旨:企業インタビュー

磁気をコントロールする技術が、あらゆる研究・開発分野などにおいて、必要不可欠なものとなっていることをご存じだろうか?例えば、半導体のマスクを描画するために使用される電子ビームは、エレベーターの稼働などによって生じる僅かな磁気が周囲にあるだけで、その影響を受けて曲がってしまう。そのような好ましくない磁気を遮断するものを"磁気シールド"と言う。同社は、その磁気シールドを"パーマロイ"と呼ばれる、磁気シールド効果の高い合金で製造している。この製品は加工が難しく、磁気シールドを専門としている会社は世界を含めても数社しか存在していない。まさに、同社は数少ないパーマロイ磁気シールドのスペシャリストなのだ。その秘密と同社が目指すビジョンについて奥村社長に伺った。

  • 株式会社オータマ

    代表取締役奥村 哲也

    当社は大多摩金属工業として多摩川の畔に1964年に創業して以来、高透磁率軟磁性材料(パーマロイ等)の加工熱処理専業メーカーとして運営してまいりました。

    透磁率を高めるためには、高度な熱処理技術(磁性焼鈍)が重要なポイントであり、熱処理と加工工程の手順の組合せが磁気特性に大きな影響を与えます。当社は独自に熱処理炉の改良を重ねながら、国内有数の技術力で適切な磁気特性を持った製品を供給し続けるべく研鑽を積んでまいりました。

    微弱な磁気を応用した技術は新しい科学の発展には欠かせないものです。当社は高透磁率軟磁性材料を用いた製品の「加工技術」「熱処理技術」「性能設計技術」の3つを持った国内屈指の企業であるという自負とともに、磁気応用科学分野の発展をサポートするという使命を果たしたいと考えております。

    そのため従来品の磁気シールド・集磁能力の技術向上はもちろん、従来技術を凌駕するような新しい製品・技術開発に注力し、世界の微弱磁気制御技術の発展のために提案型未来志向企業に脱皮すべく全社をあげて取り組んでおります。

    今後もユーザーの要望に応えるべく日々改善を行うことはもちろん、ユーザーの価値創造を縁の下から支えるパートナーとして、さらなる企業の発展と社会への貢献に努めてまいりますので、相変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

目次

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質

社風

「打つ手は高く、頭(こうべ)は低く」 謙虚な心を忘れない姿勢

「打つ手は高く、頭(こうべ)は低く」これは創業者である五十嵐耕司がいつも説いていたことを、奥村社長が"オータマスピリット"としてまとめた言葉である。高い理想を掲げチャレンジし続ける一方で、例え商売が上手くいっても驕り高ぶらず、謙虚な姿勢を愚直に貫く姿勢を説いたものだ。 現実に、同社しか扱えない磁気シールド案件が多々あるため、仮に納期が遅れても、値段を上げても、クレームを起こしても仕事がなくなることは考えにくいだろう。 しかし、奥村社長は「私が当社に来た時から、社員全員が謙虚にひたむきに、仕事に取り組んでいました」と語る。何があっても納期を守ろうと社員同士が協力し合う、価格を吊り上げることはせず適切な価格で提案するということを当たり前に実践している。 「謙虚な心を忘れてしまえば、事業は上手くいかないと創業者が考え社員へ説き続けたことが浸透しているのでしょう」と奥村社長はしみじみと語った。

独自性

国内No.1 磁気コントロールのスペシャリスト

磁気シールド効果の高い合金であるパーマロイを使った磁気シールドは、非常に扱いが難しく、この事業を手掛けている会社は世界的にも少ない。オータマはその1社であり、オータマしか対応できない案件が数多く存在する。その秘密は、「熱処理に特化した加工技術」と「磁界分析によるシミュレーション技術」にある。パーマロイは熱を加えると磁気特性が上がるが、当然、熱が加わった金属は変形してしまい、使えなくなってしまう。その変形を最小限に抑える技術が同社にはあり、奥村社長曰く「板金業も熱処理業も世の中に数多くあるが、両方をできる企業はほとんどない」という門外不出の技術なのだ。また、設計段階でほぼ正確な磁気特性を解析可能にするシミュレーション技術は、同社が何十年にも渡りデータを愚直に取り続けてきた努力の結晶であり、磁気コントロールについて右に出る企業はない。オータマは紛れもなく、世界有数の磁気コントロールのスペシャリストなのだ。

展望

磁気シールドの世界一へ 私達が世の中を変える

「私達しかできないことをやって、磁気シールドで世界一になります」奥村社長は迷わずに答えた。同社も扱うパーマロイを使った磁気シールドは、実は海外では、主に軍事産業へ活用されている。軍事産業を扱わずに発展してきた同社は、世界的に見れば極めて特殊な会社であると言える。だからこそ、同社にしかできないことがあると奥村社長は考えているのだ。 例えば、原子力発電により発生し、処理することができず地面に埋められて対処が先送りにされ続けている放射性物質を研究する世界的なプロジェクトに、同社の技術が必要とされ、参画している。また、体に流れる磁気を医療に活用できるよう、安価で設置が簡単な磁気シールドの開発を、国から研究開発費を貰って同社が進めている。「キーワードは、『誰もやらないから私達がやる』ですね」奥村社長は未来を見据えながらそう語った。その先には磁気シールド世界一と、世の中の発展が待っているに違いない。

奥村社長に聞く、オータマと奥村社長自身のターニングポイント

オータマにとってのターニングポイントを教えてください

1つは大量生産から、少量多品種へ事業を切り替えたことですね。カセットテープレコーダーなどの需要で、パーマロイを使った大量生産製品のマーケットは1970年ごろから2000年をピークに爆発的に伸びたんです。しかしその後、上記商品の衰退とともに大量生産の市場は縮小しました。当社は「つくれば売れるなんて面白くない」という考えから、市場が盛り上がっていた頃に撤退し、ニッチで少量多品種に舵を切るという英断をしたんです。もう1つはシールド特性を数値化したことです。それまではユーザーの要望通りの図面で製品を加工していたのですが、本当に必要なスペックを計測することによって最適な製品をお届けできる体制をつくったんです。本物のニーズを追究する姿勢が今のオータマの礎になったのだと思います。

奥村社長にとってのターニングポイントを教えてください

とある大学教授との出会いですね。私はリーマンショックの立て直しのために2009年に当社へ入社したのですが、それまでEMCの試験所で働いていまして、この磁気シールドの業界のことは詳しくありませんでした。そんな中で、とある著名な磁気センサーの先生と初めてお会いして名刺交換をしたのですが、その先生にお渡した私の名刺を見て「お前らシールド屋がぼったくっているから世の中の技術は進歩しないんだ」と言われたんです。その後、社員からも「電磁波シールドの業界は技術の発展が鈍く、いい加減な会社が多い」と聞きました。磁気シールドは必要不可欠なものであるにも関わらず、数社がその市場を独占しているためでしょう。このことがきっかけとなって「誰もやらないなら私達が業界を変える」「世界一の磁気シールド企業になる」と思うに至りましたね。

奥村社長の会社経営のポリシーを教えてください

私の会社経営のポリシーは、「私がいなくなっても伸びる会社」にすることですね。私は「いればもっと良くなる」存在で良いんです。これからの時代は社長の力だけでなんとかする時代ではないと思うんですよね。 そのためには、社員それぞれが自分の能力を発揮してくれないといけないと思いますし、そのための仕組みづくりや環境づくりは最大限努力したいと考えています。例えば、社員同士のコミュニケーションを確保するための忘年会などのイベントはすべて営業時間内にやっています。営業時間外に自由参加だと全員参加は難しいですし、「これも仕事の一環」としたことで参加する側の意識も変わって意味のある場になりました。これも、社員の働く環境づくりを本気でやるという会社の取組みの1つですね。

  • 2015年に操業を開始した八王子みなみ野工場

  • 磁性焼鈍を行う熱処理炉

  • 忘年会の様子

磁気コントロールのスペシャリストとして

株式会社オータマ 営業部 営業課 瑞慶山 末広(ずけやま すえひろ)

パーマロイを使った磁気シールドメーカーとして、業界トップの実力を誇るオータマ。お客様から同社へ寄せられる相談は、「どうしたらこのような磁気を防げますか?」など磁気コントロールについての専門的で高度なものばかり。その窓口である営業として活躍しているのが、今回取材をした瑞慶山さんである。多岐に渡るお客様を担当している瑞慶山さんは、入社2年目だがオータマの看板を背負う営業マンの1人だ。また、瑞慶山さんは同社にとって重要な海外展開プロジェクトの担当者であり、ますますこれからの同社にとって欠かせない人材となっていくことだろう。 そんな瑞慶山さんから、同社の仕事のやりがいや今後の夢など、色々な話を伺った。

伝統の承継と挑戦の未来を担う社員の思い

入社理由

安定した収益基盤と、さらなる可能性

大学を卒業してからの5年間、切削加工会社で働いていた瑞慶山さん。しかし、「安定と挑戦を両立させながら働くことができる会社に」と考え、転職を決意した。 同社はパーマロイの磁気シールドにおいて国内No.1企業として大きなシェアを握っており、50年間連続で黒字経営をしているという安定した収益基盤があることを知り、大いに惹かれたという。 そして、決定打となったのは、安定した収益基盤があるにも関わらず、それにおごらずに、加速器業界や生体磁気業界など、さらなる挑戦をし続けようとしている姿勢だ。 「この会社なら安心して働くことができるし、やりがいを持って色々な挑戦ができる」そう考えた瑞慶山さんは同社に入社を決意した。 安心できる職場環境に加えて、海外案件を担当するなど、同社のチャレンジの最先端でイキイキと働いている瑞慶山さんの表情を見るに、その判断は間違っていなかったということだろう。

やりがい

磁気コントロールのスペシャリスト お客様のニーズに応える

パーマロイを使用した磁気シールドは、今やあらゆるの場面で必要不可欠なものとなっているが、ニッチで複雑な分野であるため、磁気コントロールに頭を悩ませる企業は多い。そんな時、専門家として頼りにされるのが業界トップ企業であるオータマであり、営業である瑞慶山さんである。お客様から寄せられる「どうしたらこのような磁気を防げますか?」など専門的な相談の1つ1つに対して、「今回の案件については、アルミとパーマロイを、こんな形で組み合わせると可能だと思います」と対応していく必要がある。 高度な専門知識や経験が要求されるため、決して簡単な仕事ではないが、「オータマなら、瑞慶山さんなら何とかしてくれる」と厚い信頼を寄せてくれているお客様の問題解決に貢献し「瑞慶山さんのおかげで助かりました」と言われた時の充実感は、何事にも代えがたいものだと瑞慶山さんは語る。これからも瑞慶山さんは、お客様の悩みに応え続け、さらなる信頼と感謝を得ていくのだろう。

アメリカへの進出 その最前線で活躍する

同社の現在の取引の多くは日本、アジアであり、アメリカに関しては、ほとんど取引がない状態だ。そんな中、同社は未知の市場であるアメリカへ展開する動きを強化しており、その重大プロジェクトの担当となったのが瑞慶山さんだ。瑞慶山さんはこの件について、「私には海外営業の経験もなく、語学もまだ心もとないのですが、営業部の中で私が一番若く、成長を期待されてのことだと思います」と前向きに受け止めている。 一方で、扱っている磁気の難しい専門用語への対応など、語学力の問題でお客様からの質問に対してすぐに回答できないこともある。現在は、英語を話せる社員など色々な人を頼りながら仕事を進めているが、この壁を突破するため、同時に語学の勉強も進めている。 「会社として非常に大切なことを任されていると考えています。担当として、より活躍できるよう、頑張っていきたいです」語学の壁にめげることなく、目を輝かせてそう語る瑞慶山さんの今後の活躍に要注目だ。

  • 初のアメリカでの展示会出展

  • 社員旅行の様子

  • 職人の技術が必要な溶接

瑞慶山さんに聞く、オータマの雰囲気

今までオータマで働いていて、印象に残っていることを教えてください

アメリカへの海外展開の活動の中で、アメリカの大学で開催された展示会に出展した時のことですね。 展示会に向けたポスター製作をすることになったのですが、関係者への報連相や人を巻き込むということができていなくて上手く進めることができなかったり、社長を含めて展示会へ行った3人は英語を話すことができたのですが私だけが英語を話すことができないということもあり、「今の自分ってまだまだだな」と思い知らされました。 この一連の経験を通して、「もっと成長しなければ」という思いに駆られるようになりましたので、今後の自分にとっても間違いなく財産になるものだったと思います。この経験を生かして、これからもっと成長していきたいですね。

会社の雰囲気について教えてください

社員同士のコミュニケーションをとても大切にしていると思います。 BBQ大会や忘年会など、社員同士でコミュニケーションを取るための場がいくつもあるのですが、オータマでは何と、就業時間中に実施するんです。例えば、忘年会は14時からスタートします。「他の社員とコミュニケーションをとり、お互いを理解し合うことも仕事なんだ」という考えを持って、それを就業時間中にやってしまう会社は多くないと思いますね。沖縄への社員旅行も労働日に行きましたが、社長から「メリハリをつけるために、社員旅行中は仕事の話をせず、思う存分楽しむように」ということで、皆さんとプライベートの話なんかをしながら、すごく楽しむことができましたね。

これから入社してくる方へ、メッセージをお願いします

私もそうでしたが、入社してくる方のほとんどは、磁気シールドや磁界について、今まで関わった経験がないと思います。でも、前向きな気持ちがあれば、新しい知識をどんどん吸収して、面白みが出てくると思います。また、社員同士のコミュニケーションを大切にしていて、社内のイベントもたくさんあるので、何か辛いことがあっても、また前向きに仕事ができる環境があります。 そして今、海外進出、生体磁気業界や加速器業界等の新しい分野を広げることによって会社が変わろうとしているタイミングです。50年以上の歴史がある一方で、さらにまだまだ伸びていける会社だと思っています。なので、会社と一緒に成長していきたいと考えている方と是非働きたいと考えています。

担当者からのコメント

  • 監修企業 担当者

    パーマロイを使った磁気シールドにおいて業界トップの実績と実力を誇る同社。 それにも関わらず、決しておごることなく、新たなチャレンジを続けているその姿勢に脱帽しました。これから社会の発展に欠かすことのできない技術の発展に少しでも貢献しようという奥村社長や、スペシャリストとしてお客様の声に応えようとする瑞慶山様の思いが少しでも当記事を通じて伝われば幸いです。

掲載企業からのコメント

  • 株式会社オータマ からのコメント

    「打つ手は高く、頭(こうべ)は低く」の精神を忘れずに、これからも精進してまいります。よろしくお願い致します。

企業情報

  • 創業年(設立年)

    1964年

  • 事業内容

    ・磁気遮蔽部品製造 磁性材料(各種パーマロイおよびその他)、精密板金
    ・精密プレス・熱処理 ・磁気および電磁波の測定とその対策 ・磁気および電磁波遮蔽加工(シールドルーム・キャンセラー他)

  • 所在地

    東京都稲城市押立1744

  • 資本金

    1,000万円

  • 従業員数

    約60名

  • 会社URL

    https://www.ohtama.co.jp/

沿革

  • 1964年~1990年

    1964年
    東京都稲城市押立1780番地に於いて大多摩金属工業株式会社創立、資本金100万円。磁気シールドケースの専門加工業としてパーマロイ(鉄ニッケル合金)の板金、プレス、水素焼純加工業を開始。

    1969年
    財務管理、技術計算のコンピュータ化を実施。

    1970年
    現在地に本社工場を建設。

    1976年
    合理化工場として東京都知事賞を受賞。電算機による合理化工場というテーマにてNHK教育テレビ「明日の経営」に3回放映。

    1977年
    八王子税務署長より優良申告法人として表敬状を授賞。(第1回目)

    1978年
    合理化工場として中小企業庁長官より表彰状を授賞。

    1980年
    工場増設完了と同時に各種自動加工工機を導入、NC化を実施。また最大級大型水素焼鈍炉を導入、大型パーマロイ製品の熱処理処理加工を実現。

    1981年
    中小企業庁長官より中小企業合理化モデル工場として指定。(第1回目)

    1985年
    核融合実験炉JT-60のイオン源、中性化セル用大型磁気シールドケースを製作完納。電子顕微鏡の第1号シールド対策用ケースの納入。

    1987年
    電磁波障害(EMI)に対応するため、電磁波シールド加工用生産設備および検査測定装置を導入。(亜鉛溶射加工開始)防衛庁よりMIL規格(MIL-W-6858Dスポット溶接)を認定。

    1988年
    工場増設し、各種精密自動プレス機を導入し生産性の工場を計る。8月1日、株式会社オータマに社名変更。(5月27日変更、6月20日登記)

    1989年
    電磁波測定用オープンサイト1号機建設完成。イーエムシーオータマ株式会社設立。EMI(電磁波測定)事業を開始。(山梨県用地10,000平方メートル)情報処理装置電波障害自主規制協議会(VCCI)に賛助会員として入会。(山梨県)

    1990年
    情報処理装置電波障害自主規制協議会(VCCI)へ電磁波測定用オープンサイトを測定設備として届を出し受理(山梨県)。電磁波測定および対策業務を開始(山梨県)。米国連邦通信委員会(FCC)へ電磁波測定用オープンサイトを登録申請し受理(ファイリング)。(山梨県)

  • 1992年~2000年

    1992年
    テレビ朝日の「東京NOW」で中小企業合理化工場として放映。
    中小企業庁長官より中小企業合理化モデル工場の経営合理化工場として放送される。
    NHKテレビのクローズアップ現代で電波測定用オープンサイトの電磁波測定および対策技術が放映。
    米国連邦通信委員会(FCC)の規定改定に伴い、電磁波測定用オープンサイトをANSIC63.4に従い登録申請し受理(ファイリング)。(山梨県)

    1994年
    情報処理装置電波障害自主規制協議会(VCCI)の規定改定に伴い、電磁波測定用オープンサイトを測定設備として登録し受理。(山梨県)

    1995年
    中小企業庁長官より中小企業合理化モデル工場として再々指定。(2年ごと8回目)
    ドイツ、テュフプロダクトサービスより電磁波測定用オープンサイトが承認試験所として認可。(山梨県)
    国家(運輸省)プロジェクト「メガフロート技術研究組合」に参加。「浮体ユニットでの磁気計測」の開始。

    1996年
    磁場キャンセラーの開発、販売。
    ドイツ系企業テュフ・プロダクト・サービスジャパン(株)との合弁企業ティーピーエスオータマ株式会社を設立。
    EMS(イミュニティー)事業を開始。(山梨県)

    1997年
    磁気シールドルーム組立用クリーン新工場完成、本格的に受注・生産を開始。
    イーエムシーオータマ(株)オープンサイト3号基完成。(山梨県)

    1998年
    シールドルーム組立工場建設、移動開始。

    2000年
    特許取得。(メガフロート実証実験にかかわる測定方法)
    発明の名称「偏角測定装置」。特許第3033945号。

  • 2001年~2015年

    2001年
    ティーピーエスオータマ社員4名、ドイツの関連会社で研修。
    帰国後、社内改善等を大々的に推進し、多数の顧客から絶大なる好評を得る。(山梨県)
    磁気測定設備の測定精度、範囲、3軸測定、測定Data処理System等を含めてさらに充実を計る。

    2002年
    世界最大級の超大型&高性能磁気Shield Roomを国土省関連の庁に納入。
    日野税務署長より優良申告法人として表敬状を授与。(日野署より5年ごと6回目)

    2003年
    ISO9001:2000認証取得。

    2006年
    建設業の許可(板金工事等)取得。

    2007年
    テュフオータマ株式会社をテュフズードオータマ株式会社に社名変更。
    KES ステップ2登録。

    2009年
    経済産業省「ものづくり中小企業製品開発等支援補助金」を受け、新しい磁気シールドルームの開発スタート。

    2010年
    経産省より「ものづくり中小企業製品開発等支援対象(サポイン)」として採択。

    2013年
    テュフズードジャパンとの合弁解消。テュフズードオータマはオータマの完全子会社となり、e・オータマに社名変更。

    2014年
    創立50周年記念式典開催。記念誌発刊。

    2015年
    八王子みなみ野工場完成。稼働開始。

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