取材趣旨:企業詳細
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大塚実業株式会社
代表取締役社長大塚雅之
突然ですが・・・
「ろ布(濾布)」って聞いたことがありますか?
ろ布(濾布)の製造メーカーと言われても実際に何をやっている会社かは、なかなかわかりませんよね。それでは、「フィルター」という言葉はなんとなく耳にしたことがありませんか?
ある物の特定成分を取り除く、弱める、分離するなどの機能をもつもののことです。繊維(織物)で出来た「フィルター」のことを「ろ布(濾布)」と呼びます。
そうです。紙でできたフィルターを「ろ紙」と呼ぶのと同じようなものです。
大塚実業は、生地(織物・繊維)を自社で織り、その織り上がった生地を主に「ろ布(濾布)」としてお客様の仕様に合わせて加工し納品している会社です。
もちろん、自社で生地を織っていますので、多種の生地を自社製品としてラインナップしており、ろ布(濾布)以外に使用される物も数多く製作し納品しております。
それでは、ろ布(濾布)がどのような場所で使用されているか想像出来ますか?一番分かりやすいイメージとしては、日本酒を造る【搾り】という工程ではないでしょうか。
出来上がった醪(もろみ)を袋に入れて搾る。その時に使用する袋が「ろ布(濾布)」になります。現在では、機械での搾りが多いので、その機械に使用する「ろ布(濾布)」を当社では製造しております。
他にも、食用油・プリンター用のトナー原料・携帯やハイブリッドカー用のバッテリー材料・工場の排水処理・上下水道・・・等々「ろ布(濾布)」はとても多くの分野にて使用されております。
ほとんどの場合、ろ布(濾布)は機械に装着されて使用されますが、その機械の能力や性能を発揮する為の大きな要因の一つとなっております。
なかなか普段目にすることがなく、理解が難しいものですが、世の中にはあまり目にすることは無くてもたくさんのものが存在していて大切な役割を果たし、人々の生活を支えているのです。
大塚実業は、そんな普段目にする機会のない物のひとつである「ろ布(濾布)」を多くの人々のお役に立てる商品であると考え、常にお客様のニーズにお応えできるよう商品開発・技術革新・効率化など前向きに取り組み、人々の笑顔と幸せを願い、社会貢献できる企業となるよう日々社員一同頑張っております。
いきなり大きな事を達成するのことは難しいですが、ひとりひとりが周りの人々の笑顔を導くことを意識することぐらいは出来るのではないでしょうか。
小さなことから少しずつ仲間と協力し合い、前進していければ良いと考えております。
仲間と共に協力し、助け合い、一緒に歩みながら、将来は途上国の公害問題や水問題などにも積極的に取り組み、地球益に貢献できる、笑顔を沢山創造できる企業でありたいと願っております。
企業情報
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創業年(設立年)
1973年
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事業内容
工業用資材繊維(フィルター)の製造・販売
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所在地
栃木県足利市福居町1745-1
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資本金
1,600万円
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従業員数
40名
- 会社URL
沿革
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1973年~1997年
1973年
栃木県足利市に大塚善一郎が大塚実業株式会社を設立
1977年
東京都新宿区に東京支店設立
1981年
大阪市西区に大阪営業所設立
1984年
東京支店が新宿区から千代田区へ移設
1993年
栃木県本社工場へカレンダー加工機設置
1997年
25周年記念 ハワイ旅行開催 -
2005年~2020
2005年
大阪営業所を東京支店へ移設・集約
2009年
大塚雅之が代表取締役社長へ就任
2012年
40周年記念 ハワイ旅行開催
2015年
大阪営業所を再開
2017年
Asia Golden Star Award 2017 最高のマスター大賞を受賞
2020年
足利市福居町へ新工場を設立